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香港オタクが語る香港エッセイ 港日友好的小品文      【当サイトへのリンクはフリーです。リンクをはる場合は、最新記事のコメント欄(非公開で)もしくは、掲示板にておしらせくください】


by Dyamamotohk

飲酒運転

 日本では飲酒運転が問題になっている。特に年末は、取締りが厳しい。勿論、社会的に問題になる以前から飲酒運転は違法である。

 1986年始めて深圳に行った時の出来事である。(2005年10月16日のエッセイ参照)深圳から香港に向かう途中、沙頭角(サータウコッ)の中国側税関を過ぎたところの売店での出来事だ。欧米系外国人(日本人は私だけ)を乗せた、我々のツアーバスは休憩をとった。乗客もドライバーも添乗員もバスから降りた。

 トイレに行く人。売店で買い物をする人。その中で一人ビールを買っている人がいた。ツアーバスのドライバーだ。缶ビールの栓を開けると、うまそうに飲んでいる。え?香港は飲酒運転していいの?と、一瞬思ってしまうほど堂々と飲んでいる。当時の香港だって日本と同じ。飲酒運転は禁止である。

 バスは、その後香港の沙頭角公路をひたすら走る。あたりは所々に集落があるのどかな田舎だ。20分ほど走ると高層アパート群が見える。粉嶺(ファンリン)の街だ。その後も何事もなくバスはハイウエーをひたすら走り市内へ向かった。

 この時代の香港は、路線バスのドライバーの一部に、営業運転でくわえタバコという光景を目にしたことがあった。いい加減な時代だったのかもしれない。

 ところでこの数年後、日本の京都で、同様のものを目にしてしまった。定期観光バスで観光したいた時である。銀閣寺の観光バスの駐車場で、ふと横を向くと、石川県の水玉模様の観光バスが駐車していた。客待ちをしていた車内で、ドライバーが堂々とビールを飲んでいたのである。ガイドは後ろで見てみぬふりをしていた。定期観光バスは、ダブルデッカーだったので、横の観光バスの車内が丸見えだったのだ。

飲酒運転_a0043336_15164742.jpg

写真はホンハムの駅北側にある香港最大の葬儀場。この一帯はこのような大きい葬儀場が集中している。
by dyamamotohk | 2006-12-16 15:21 | 香港エッセイ